ねずみの三銃士『獣道一直線!!!』

行ってきました赤い劇場パルコ。リニューアル後初めてです。購入したときは一席おきでしたが、最終的に隙なく埋まった客席での観劇となりました。個人的には気にならなかった。1列目を売らず2列目から客を入れていて、その2列目に座る。贅沢な席をくれてありがとう大人計画
何より沢山笑った。声を上げて手を叩いた。楽しかったなー。世の中の出来事や人物に直結したワードの打撃がいちいち爽快だった。いつもこうしてくだらなく笑いたい。今回の物語の矛先は事件の中心にいた女・苗田松子、と見せかけて、ドキュメンタリー作家の関とその先に座っている観客にも向いていた。苗田なる女を読み解きたいという好奇心はこのチケットを買った客である私たちのものでもあり、多分ねずみの三銃士がこの題材を選んだ最初のモチベーションでもあったろうと思う。絶対面白そうじゃん。けど、物語はその刀を翻して自分の胸に当てる。2020年。他人を手持ちの型に流し込んで食べやすいゼリーみたいにしない。実際、この作品で描かれた苗田さんがどういうつもりでどうしたかったのかはわからないままだ。ただひとつ、貴方の想像の限界をアタシは軽々超えていきますから、というような台詞だけが雷みたいに真実を貫いてる感がある。あれは振り返るとめちゃくちゃ格好いい。ただアレだ、お金いっぱい取ってるし何人か死んでるんだよな。かなえちゃんはああ言ったけど嘘もやっぱり結構ついていたと思う。面会で、バグったみたいなあり得ない嘘をついてくるくだり、新たに超えたようにも断末魔のようにも聞こえる。ぐっときてしまうのわかるよ。ついつい手を入れて飾りたくなってしまう。私は悪戯な人間だ。自分ならどうだったらそうするだろうみたいなこと、もっと考えてみてもいいのかもしれない。正直ずっと感想を転がしていられる。ずっと書いたり消したりしています。池谷のぶえの苗田さんは陽気なリズムに溢れていて、入れ替わるたび確実に笑いをもぎ取る強さとセンスもあった。皆さんとにかく顔がよかったな。いい顔何度も観た。顔のよさってほど主観的なものもないですね。休憩中にセットを眺めながらあの模様はアレを模してるのかなーとか考えてたら後でいっぱい流れてきたので笑いました。あと楽天モバイルの絶叫も笑いました。宮藤官九郎のことヘビーリスナー仲間と思ってしまってる節ある。