RADIO EXPO TBSラジオ万博2020

TBSラジオのお膝元赤坂で行われていたイベントが横浜にやってきた。タイムテーブルを敷いて複数ステージが同時に走るフェススタイル。当日が近づくにつれチケット発売中のCMが嵐の如く流れ、日常的に聴いていれば神田松之丞(当時)でなくとも「売れてないのか」と察する空気に満ちていた訳ですが、蓋を開けたら人の入りは全然大丈夫そうでした。なんだったんだあのCMの量は。皆当日券で来たのか。
特に祝日だった2日目、私が訪れたどのステージも客が椅子席をとうに溢れて人だかりを長く伸ばしていた。始まる頃に立ち寄るのでは、おそらく出演者の姿を肉眼で見ることはおろか声もよく聞こえない。「聞けば、見えてくる」の真逆。けど、楽しかった。何せラジオのイベントである。喋れる。ステージに上がる奴全員、口で負けない人間である。そして共犯性。『ハライチのターン!』ステージ、"Next is..."とモニターが暗転して即流れたのがつい先日放送で聴いたダブルチーズバーガー論争*1のくだりでした。わき起こる笑い声。この回覧板は完全に回っている。と拳を握ったけれど、今になって思えば別に知らなくても笑うやつだ。漫才も面白くて、ふと分身しちゃってワアワアと手で隣の自分をかき消す澤部の姿最高でした。澤部は楽しいな。岩井の唯一無二の存在感への対比として量産型と呼ばれた際の「量産型は自分が量産型って気づいてないんだから」ていう口ごたえもチャーミングだった。ゲストに招かれた茶番の手練れ、坂下千里子も楽しかったです。岩井は海苔のくだりで止めても止めても永遠に客と掛け合っていた。『爆笑問題カーボーイ』のステージで太田が空気階段のかたまりに繰り返し「和製ハリー・ポッター」と声をかけていたけれどそれを優に上回るしつこさでした。バグったみたいな客の量に開口一番「なぜハライチがステージB*2なんだ」とのたまい、その言葉に客どもが背後のメインステージを仰ぎ見ると無人のステージ上の大モニターには神田松之丞の講談映像が流されている。ナイスヒール。そのメインステージのトリがカーボーイだった訳ですが、木梨憲武が飛び込んできたり*3、山ちゃんのメガネのくだりがあったり*4、ネタも観れたり*5とこちらも盛り沢山でした。ふいに現れるノリさんとか、アルピーの忍者になって巻物を取りに行く漫才とか直に見られて猛烈に得した気分。ウーチャカは酒井との即席ラジオオープニングで野球と麻雀の話して超ご満悦だったり、エンディングで登場したエレ片やっつんにやついフェス出演を誘われて「俺はDJで出るときの名前はモズ。田中百舌」とか喋りだして止まらなかったりと通常運転絶好調。後輩と絡むときは好んでブレーキを捨てる、それはウーチャカの本性でもありサービス精神でもあると思います。即席ラジオ、太田はもぐらとやったのですが、こちらはとにかくふざけ続けて話を進めさせない太田にもぐらが必死で食らいついている様が、個人的にはとてもハートウォーミングでした。日中にはナイツやハマカーンの漫才も見たよ。音楽ステージには全然行けなかったな。あと初日は仕事帰りに寄ったんで『ACTION』のトークのみ聞いてきましたが、出演者ほとんど局アナにもかかわらずツイート厳禁だってんで*6、ここにも書くことはほとんどありません。でもアナウンサーさんたち皆さん個性のあるいい声なの流石だった。『伊集院光とらじおと』レギュラーの喜入アナと宮藤官九郎のやりとりが面白くてよかったです。引き出すなあ。あと、これは愚痴のくだりじゃないんで書いていいと思うんですけどジェーン・スーとか宇多丸とか、起用されてきた人たちの上手さ凄さに宮藤官九郎が言及していたのも印象に残っています。ウーチャカもエンディングに来たさらば青春の光にラジオ聴いてるって話してたり、出演者の何人かはふつうにリスナーでもあるというところとても好き。そうそう、さらばは初日の一発目だったので間に合いませんでしたが、2日目に中継でうろついているところに出くわすことができて光栄でした。ラジコのタイムフリーですらなくクラウドで聴いてます。

*1:マックで好きなハンバーガーはダブルチーズバーガーだと言う澤部に対し、“味の話ならチーズバーガーでいい”“食いしん坊が出ちゃってる”と岩井が小馬鹿にし続ける。そんな岩井の好きなバーガーはマックグリドル

*2:トークショー系のステージは3つあってAが最も大きい。

*3:音楽ステージで裏被りしてて、終わった後では間に合わないと冒頭に。

*4:いよいよ赤メガネの在庫が少なくなってきたらしくこの日は太田が贈った例の四角メガネで来たので投げられなかった。

*5:空気階段うしろシティアルコ&ピースの3組。「24時台の…」と紹介してたけど3兄弟ではなかった。空気階段も一応24時台ではあるけども。

*6:お題がTBSラジオアナウンサーの愚痴。