いだてん

占いババアの逆手太鼓判という大カタルシスで幕を閉じた1964東京大会前夜。一年前のドラマ開始時には想像もしなかった場所に僕らいる。なんて、史実だからそんな訳ないのに言いたくなっちゃう不思議な気分だ。代々木にできた選手村を訪れるまーちゃんの姿、感慨深い。大会そのものと同等かもしかしたらそれ以上に、この田畑政治にとって選手村は夢でありゴールだったと思うから。「嘉納さんに見せたかったなー!」と大きな声で言うまーちゃん今日イチ良かったよ。こんなにワンマンであんなにジジイに厳しい男がこの気持ちを、しかも「この先きっと何回も言う」と自覚するほどに、溢れさせている。この人は見れるんだ、オリンピック。無職だってなんだって。白い背広で乗り込んでって啖呵を切った姿は嬉しかった。東龍さんがいつでも来てくれと言葉をかけたのも嬉しかった。と、同時に、いまの委員会にそう言える隙があるってことに、まーちゃんを追い出した意思が大会のために動き続けていないという事実に、私はロブスターを殻ごと噛みちぎらんばかりに激怒してますけどね!はーつまんねつまんね!平沢さんのテレビ技とカメラ目線サイコーだし、電話越しのコンゴ国歌を譜面に起こして演奏まで持ってくの凄まじいし、道路も新幹線もギリギリで間に合わせてて、猛烈に大勢の人たちが手と足と頭使い尽くして働いたんだろうなと思うとやっぱり当時の人たちに「俺のオリンピック」って思っていてほしい。すこし寂しそうな金栗四三さんも、まだ迷走の中にいる小松金治さんも、そして坂井選手も、そう思える最終回になったらいい。