『鎌塚氏、舞い散る』

冬の鎌塚氏、セットも冬らしい色合い。第5回公演は堂田夫妻にケシキさんと、元祖の面々が揃うターンです。
おなじみの盆は勿論、劇場らしい仕掛けで楽しませてくれるのが嬉しい。鏡のやつが見るからにくだらなくて一番好きです。クライマックスのスキーも素敵。シリアスの総量をいつも少しコミカルが上回るような味付け、引き続きよろしくお願いします。大人のラブストーリーと銘打ちつつ男も女もそんなに一般的でないので変な面倒くささに満ちている。特に鎌塚氏、完璧な執事と言いつつ内面は頑固おじさんにして執事サイボーグなので作り上げるの大変だろうなと思う。恋においての表現は特に人間離れしていて、「なんじゃこいつ」という気持ちと「こんなにアンコントロールな面を抱えて生きているんですね」という気持ちを交互に抱きます。お決まりの懐メロタイム、今回はヒントのみでなんの曲か先にわかりましたよ。片桐仁の堂田男爵は出てくるなりの派手さと様式美に歌舞伎の香りすら感じる。そろそろ1回くらい堂田の大冒険的なスピンオフがあってもいい。