いだてん

田畑政治編が始まって早半年、私たちが忘れていたこと。まーちゃんは意外と嫌われていた。周りが皆優しいからさ。なんで優しいのかはなんかあの人アレだもんねってなんとなくわかっていて、それ以外の大体に嫌われているのを忘れてた。岩ちんが言った「出なきゃいい大会なんてこの世にある訳がない」に正直はっとした。本当に政治とスポーツ関係ないなら、そうなんだ。それも抜けていた。あの日まーちゃんが高橋是清から資金を取ってきて、見ている私たちもあんなにはしゃいだ。選手を一人でも多く大会に連れて行けるって。その歴史を一緒に歩んできたのだ。言い訳したくなる。田畑政治が事務局を去り、古今亭志ん生が高座に戻り、五りんは姿を消す。また替り目。菊枝さんがおでんを買いに出てったあとで、まーちゃんは奥さんのことと、それからオリンピックのことを思う。菊枝さんはそれを聞いていた。オリンピックにも聞いていてほしい。だから「俺のオリンピック」が玄関先まで来てくれたのだろう。