いだてん

嘉納先生いったい幾つなんだ今。四三が子どもの頃熊本に来たときと同じようにロサンゼルスでも、集まってくるファンを順番に投げてやっている。田畑という型破りな後輩が現れてもなお、スケールの大きさでこの人は他の追随を許さない。田畑にとって、嘉納治五郎のこういう姿を見てここで話せたことを含め、水泳チームに同行してオリンピックを経験したことは大きかっただろうと思う。現場では選手が悩み、腹痛の虫が這いずり、小池がモヤモヤする。大横田のリレー欠場を受けて高石の名が挙がった瞬間「これはよくない」という気持ちになった。代表を決める予選で若手に比べ明らかに遅かったのを見ていたから。かっちゃんの努力や実績や人望を見てきたうえで見せられたあの映像での現実的な差の開きに、結構ショックを受けたのだから。だからカクさんがきっぱりと却下してくれて、なんかもう心臓のあちこちから血が出るような気分になった。その決断が間違っていたのではとカクさんが悔やんだときに秒で一蹴するまーちゃんでよかった。誰かの心が弱くなったとき傍にいる別の誰かが声をかけること、詰まるところ私たちにはそれしかない気がする。占いババアにキレる顔とキュウリ食ってる顔で視聴者を明るい気持ちにさせることも忘れないまーちゃんなのであった。そして久しぶりに見た美濃部家は孝蔵とおりんさんの夫婦が、ていうかおりんさんがどんどん素敵になっていて嬉しい。万朝の落語もよかったなあ、柄本時生流石でした。あんなサゲ方の噺があるのですね。