『THE BANK ROBBERY!~ダイヤモンド強奪大作戦~』

いろいろなジャンルから集まった出演者、気になる人が多くて観にいきました。ラブレターズも出ている。ラブレターズは開演前と休憩後の二度にわたって前説も担当。掛け合いの声出しも、英語ギャグの説明もやってて働き者でした。
本編でもいろんな役を担うと聞いていたのでモブ全般みたいな扱いかとも思っていたところ、与えられた見せ場に言葉ひとつ、姿ひとつで笑いをかっさらって応えていた。彼らに限らず出演者は皆さんできる人にできる分だけの見せ場が与えられていて、名采配でした。元木聖也は誰よりアクロバってたし桜井玲香は海外モノに映える声してて1曲目から楽しかったし、原嘉孝はコメディにたいへん生き生きしていてああジャニーズの子だなあと思う。サイトの紹介によれば作品は「今イギリスで最も勢いのある頭脳派コメディ集団」が手掛けたそうで、嘘を隠すためのごまかしがハイスピードで塗り重ねられてくところ、気持ちよく組まれた脚本と演出にセンター3人が生き生きと乗っているのとても良い光景。お芝居好きになるといいなって気持ちになります。大堀こういちと市川しんぺーのあの狂気的八百屋シーンは今作のお土産だと思う。お客さん全員が持って帰れるやつ。大堀こういちのあの、わかっててもうわかってるぜと思っているのに何度でも笑わされてしまうやつ、我々は一生抜け出せないのかという気持ちになります。市川しんぺーはとにかくコメディの道具になりまくったあとで半ば唐突に等身大のおじさんとして語るシーンが出てくるんですけど、あそこで不思議な味が出るのがよかった。尾上寛之はチラシの写真を大々的に裏切る風貌で登場。明らかに美味しい役ながら味付けがあざとくなく胃にしみわたらせる職人ぶり。外国のアニメに出てきそうな決まり文句の台詞も気持ちよく料理されていて、リズムと余韻が心に残りました。尾上寛之幾らでも見てられる。たのしかったなーバンクロバリー。客席を取り込んでる感じが伝わってきて素敵な空間でした。