いだてん

選手団が踊りだす前からミュージカルへの助走が始まってる、まさに夢のカリフォルニア。今日の1話、とても素敵な作品だった。先週あんなにも歴史が動いてドラマチックで見終えたあと動けない、声も出ないような名作で、今回はまたぜんぜん違うんだけど身体の中からいろんな人が走り出していきそうな魅力があった。いや今回、序盤は田畑政治と松澤一鶴がちょっと阿部サダヲ皆川猿時といいますか、端々にバンドでよく見る「宮藤官九郎の一味」感があった気がして自然と楽しそうだし味わい深かったのですが、後半に出てくるあの暗い部屋でのシーンはその栓を完全に締めたやりとりをしていてビリビリきた。「笑うなよ」て言われてあの笑い方。グループ魂の辞書にはない。ねえだろそりゃ。皆川猿時の高みと深みに触れ続けられそうだ、いだてん。カクさんほんといい役なんですよね。「暴力だ」ていうあの台詞も強く響いた。若手たちの直訴も思い出す。一方で全員その気持ちで団結することがチームとして正解かはわからない。監督って難しい。まーちゃんの決意が語られて少し驚く。やはりこの人は自分のこういう根拠や過程を他に語ることに重きを置いていない。そういえば暗いニュースばかり書くのにうんざりしていた。ミュージカルのように描かれる眩しい世界は夢ではなく現実として出した解。かなり個性的なスパコンだ。二世の子にくってかかる前の表情、口元、よかった。高石と鶴田もよかったな。高石が関西人の顔を持っているのとてもいい。あとアレですね、今松と知恵ちゃんの応酬も素晴らしかったです。