いだてん

実次兄ちゃんとのお別れが替り目。田舎で無名で情けなくも知性と優しさのある美しい地上の人だった。名残惜しい。枕元に来た四三の涙と、幾江さんの言葉全てが余計名残惜しくさせた。実次とずっとワアワアやってきた幾江さんの強い言葉に含まれる感情の深さは言うまでもないけれど、いま第2部の世界、悪口河童を主役に据えた世界ではまた一層響きを深めるように思う。物凄く単純に言っちゃうと、自分の心を自分の言葉で話している。ちゃんと聴いてわかりたいと思う。思うけどもまーちゃんはほんと呼吸するように悪態を挟みますね。認めてくれてる岸さんに顔悪いとか言わなくていいんですよ。阿部サダヲ岩松了のシーン見られて楽しかったけれどもよ。カクさん、代表チームだけでなく田畑さんのことも引き続き監督してくれ。孝蔵が納豆売るシーンは似合わな過ぎて出オチ的に笑ってしまった。おりんさん、出てくるたび強く美しくなってってる。その後のおりんさんがなんともない顔でたい焼き頬張ってるの思い出すに微笑ましく思えてしまう。未来を思い出して微笑ましいってのもおかしな話ですがそういうドラマなんだもんで。ラスト、四三と田畑のシーンは虚実見事に混ぜるこのドラマにおいては不思議なほどパラレルワールドに見えた。作り手の思いが生み出す夢のようなシーンなんだと思えて気持ちが温かくなる。田畑政治の問いに対する金栗四三の回答がどうにもここまで見てきた金栗四三らしすぎて、嬉しさとともに貴方を送り出すことができた。ありがとう。田畑は気づけば32歳。そろそろ20代の顔じゃねえなと思っていたよ。どんどん生きていろんな顔見せてくれ。