怒髪天、もっと!もっと!愛されたくて35年。 大怒髪展 2019 "雑エンターテインメント"

O-EASTとWESTを押さえて2ドリンクで6時間。いやさ押したので7時間。開演14時、オープニングアクト*1でEASTのサブステージに登場した増子直純が挨拶とともに発した別タイトルは「オヤジの一番長い日」。朝9時入りだそうです。声がガスガスだ。最初「オモロックフェスティバル」にしようかと思ったとも言っていた。で結局「雑エンターテインメント」に落ち着いてる訳ですが、これは雑なのか過剰なのか。画鋲・レキシ・怒髪天。三組三様ずっと可笑しかった。
一番手は増子兄ィをして「お子様には聴かせられない」と言わしめた画鋲。画鋲いいすね。プレースタイル確立している。45分で28曲やった。45分は長すぎるって怯えてた。28曲やります!まず10曲続けてやります!て宣言してよーかいくんがタイトルを指折り全部言い、都度三宅弘城宮藤官九郎がちょっと歌う。全員バカっぽい。8曲目くらいで終えて、止まっちゃった!悔しい!と言ってまた演奏しだす。どういうこと。よーかいくんは挨拶したり曲順言ったりと要を任されていてバカっぽくも頼もしかった。三宅は胸筋が頼もしかった。宮藤官九郎はよれよれだった。いつも「止まっちゃった!」ていうの宮藤である。ラストも終わりそうなところしつこいくらい三宅に引き伸ばされて足腰フラフラになり、力なく腕を垂らしたゾンビスタイルで帰っていった。1曲は兄ィを呼んでやりましたよ。時間があるので沢山喋っていた。ニューロティカのあっちゃんが三宅のことを「牛乳ちゃん」て呼ぶ件についても喋っていた。なんでって問われて「牛乳石鹸」と、正解か定かではないが答え慣れている三宅である。増子兄ィは、牛乳な訳がない、人が牛乳に似ているということはあり得ない、液体だ、としきりに言っていました。レキシのステージには北のパイセン問屋こと怒髪天4人で登場。ボーカル以外めいめいに江戸ヅラ被ってやってきたのでなんで兄ィだけ被らないでいいのって思ったけど、"そういう扱い"でいいんだってすぐに理解した。ヅラの人たち、震えるほどにちゃんとやってくれない。振り付けも覚えないしレキシネームも覚えない。池ちゃんと兄ィの記憶では当時レキシネームもらいたくて4人でレコーディングに来たことになっているのに。怖いぜ。「せめてものヅラ」の文字が私の脳内電光掲示板を駆け抜けました。兄ィは兄ィで突然始まった「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」に鮮やかなアドリブで返し池ちゃんを呼吸困難にさせていた。池ちゃんはひとりで歌っている間も久しぶりのライブハウスにご機嫌で、いっぱい遊んでくれた。正直池ちゃんで時間押しました。ドリカム*2チャゲアス*3もクロちゃん*4サカナクション*5もやる。何なら前のステージで画鋲が放った下ネタも丁寧になぞる*6。45分で5曲やりますと宣言する。池ちゃんよ。貴方も天性の人ですね。「KMTR645」ではイルカ浮き輪を大量に客席に投げ込んでレシーブを楽しませてくれた。途中イルカ5匹くらい1か所に集中してカタマリになっていると客たちを叱った。あとで怒髪のステージにも来てくれてキーボードじゃんじゃん鳴らしてくれた。大活躍。速すぎて見えない28曲と止まって見える5曲、ジャンル=魔球の対照的な御2組でいらっしゃいました。怒髪天各人のコミカルお出し物の話は置いといて*7、本番18時半、もうクタクタだったと思うけどここからが一番格好よかった。客席に櫛投げんのヒェーッてなるな。やっている間は少年のようとか王子様みたいとか全然なくて、おっさんだなあとずっと思わされながら格好よかったです。それでいてこのイベントの幕引きが、制作中の「オトナノススメ~35th愛されSP~」の参加者からのコメントつないだムービーを客と一緒にがっつり見て4人グスンてなりながら「実は見積もりが甘くておかねがたいへんなことに」と打ち明けた*8のち一本締めという。なんなんだ。純粋か。いくらでも愛されろですよ。テキストにすると4人のうち増子直純のことしか書けていないけれど、信じていただきたいのは4人とも比類なき輝きだったということです。文章に残らない美しさがあるのだ。コミカルさとて到底書ききれていない。あーバンドはいいな。

*1:怒髪天怒髪天はこのあと全てのステージに誰かしら登場し続けます。

*2:コーラスが盛り上がって「決戦は金曜日」のあの状態になっていることに自分で気づく。

*3:「余計な」と言いながら頭がマイクより下がっていく。何故かだんだん、おでこの生え際にマイク当てる形に変化していった。髷かな。

*4:コール&レスポンスで。クロちゃんの浸透度に驚いたりしていた。

*5:稲穂を持たぬ人は手首を曲げて手で稲を作れと、それは手稲(ていね)だと。手稲手稲手稲

*6:宮藤官九郎が口ずさんだ「男性○、女性○、どっちがす~き、どっちも○器」。一応話の流れがあったにはあったのですよ。所詮この単語が出てくる流れではありますが。

*7:WESTぎゅうぎゅうで、時折2階席から外に出るドアが開いてそのたび空が見えて、こういうとこ実に文化祭ぽかった。増子兄ィのシャンソンショー、タイトルが「例の紅いドレスで…」となっていて笑う。『サンバイザー兄弟』の衣装を「捨てちゃうんですか、勿体ない」つって貰ったんだそうです。

*8:こういう企画なんで出演陣は無償かお気持ち程度だったもののレコーディングのスタジオとかエンジニアの費用のことすっかり忘れて予算組んでいたキャリア35周年。アルバム2枚分かかってるそうです。