いだてん

大森夫妻と行くシベリア鉄道の巻。なんだかんだで選手のコンディション最優先とかいう話からは程遠い。ということが金栗四三の日記から伝わる。その日記、揺れる列車の中で書いててところどころ読めないのでこっちで適宜補ってまーす、てのがたけし志ん生とドラマ制作側からのエクスキューズ。しかし四三さんはよく書き残してる人だったんだな。喋るよりも書くタイプなんだな。道中の不安不満も哲学も、声より先に文字にしてる。まあだんだん我慢できなくなって結局ワアッて言っちゃってるんだけども。一緒に行くのが三島天狗でやっぱりよかったなと思う。あの貴族らしい器の大きさが真面目な次男坊を救ってる。アニ子のダシ抜きミソスープも間接的には二人の連帯を強めてくれたよな。二人とも元気いっぱい走ってほしい。東京では美濃部孝蔵がついに車夫卒業、名前を貰う。そのときの顔。若者の顔、これから始まる人の顔だ。森山未來中村勘九郎生田斗真、三十代俳優の彼らが全力で青く瑞々しい表情を見せてくれるのほんとうにワクワクします。辿り着いたストックホルムのスタジアムはどのくらい本当の映像でどのくらい加工があるのか、ドキュメンタリーのような真実味がありました。