LOVE LETTERZ MADE 9『TWILIGHT ZONE』

萬劇場への行き方に微塵も迷わない3度目のラブレターズ単独ライブ。今年は物販のTシャツがまだ売っていた。
タイトルの通り暗がりで始まるコント集。怯える溜口はやかましくもキュートで、戸惑う塚本は意味不明でこわいです*1。訳のわからぬ怖さは概ね塚本の土俵にあって、ペット飼ったことない男の欠落と優しさの同居は興味深かった。友達のこと本当に好きなんだろうなと思うと切なくもある。溜口は半ズボンの遠足帰りから返す刀で銀縁の狂気中年などと演技派にして甲高く、唾のスプラッシュを飛ばしまくっていた。幾つかのコントで登場人物二人の周波数が完全に合う瞬間が鮮やかに描かれていて、逆にもう血が出そうなくらい合わないやつもある。前者、中1と先生のコント見ていて、台詞でも「楽しい時間」て出てくるんだけど、ちょっとエターナルな感覚に襲われた。歳とか、先生と生徒とか親と子とかも関係なくて、どんな場所に立っていても通じ合えればそこは天国だし、合えない地獄もありますねと、そんなこと思う公演だった。ラストの大仕掛けはその道のプロである知人に作ってもらったとのこと。ソレにしたって仕掛けのオモシロありつつ、人物のチャーミングさあってのお話だったのでなおよかった。考えてみたらあんまり悪い奴出てこないんだよな。

*1:この流れでは「こわい」が褒め言葉ということになります。