いだてん

いだてん日本を完走。自分の足の裏で日本地図を文字通り塗りつぶした。オリンピックを消されたことがここまで彼を爆走させたってことになるのかと思うとちょっと複雑。先週は自分がアンカーを務める大駅伝大会を企画したと思ったら、今週は駅伝vs俺というさらに俺度の高いイベントを開催。この化け方、て言っていいのか、ドラマ始まった頃の可愛らしかった主人公少年が、ストックホルム後あたりから何か殻を突き破ったように、見ている人を置いていくほどの変人になっていく。もう共感される場所にはいない。そりゃそうだ、オリンピアンだもの、と言われればそうですが、この描写はぞくぞくするものがあります。純粋とか真面目とか走るの好きだとか独り考えて独りで決めるタイプとか、そういう形容詞は実は変わらず当てはまる。変わり果ててしまったようで、初めからこういう人であったような気もしてくる。スヤさんといるときの不器用さも変わらない。ひと昔前の男性の持つ雰囲気もよく出ていて、スヤさんから優しさも諦めも伝わってきます。スヤさんが美川に呼び捨てでぶちまけるシーンよかったです。美川の無駄さが為せる業。そして女子体育界には新たな刺客、ネオ可児徳が登場。「骨盤がバーン!臀部がデーン!」あたりの台詞には筆が躍っているのを感じました。髪切った朝太は汚いなりの色気を醸していて、清さんや小梅との関係もいとおしい。このドラマを通して森山未來峯田和伸の魅力に目覚める人もいるだろうな。羨ましいくらいです。