新感線☆RS『メタルマクベス』disc1

回転劇場シーズン2、メタルマクベス。新感線は来年日本各地を回るツアーを発表しているので、シーズン3はないのかな。誰かほかの人たちがここで回るのかな。なんて思いつつそんなに深くは考えておりませんで。わりと前の方の席だったのでめちゃくちゃ目が忙しかったです。
やーいい橋本祭りでした。主演橋本さとしとても絵になる。いい作画。そして悪い王となってなお憎みきれない小ささ、あと何より戦士としてのシンプルな強さが揃ってる。その隣に現れる橋本じゅんが一層冴え渡るのもいい。何年、何十年ぶりの新感線登板という橋本さとしへの歓迎ムードに共感して喜んだ直後、現役看板である橋本じゅんが出てくるのもそれと張るくらい嬉しくなるので凄いなと思う。なんかおむすびみたいでかわいいです。粟根まこと演じるパール王と戦うシーンも好きで、大きさや重さや強さの対比、諸々の完成度が高い。劇団の歴史にさほど通じていない私のような人間にとっても純粋に目に美味しい光景でした。濱田めぐみのランダムスター夫人は初演とかなり印象が変わってて、それも含めて面白かった。若い娘とはまた違った凛々たる野心で登場して、後になってからこの人思ったよりも純粋だったのかもしれないと思わせる。マクベス夫妻は歌増えたってのもありがっつりこってり味わいました。二人とも愛する伴侶への思いはずっと持ち続けてて、そのまま亡霊になってくみたいなとこあるよなあ。歌も人生の駆け上がり方も二人して棍棒の如く力溢れているのに、ある夜を境に目隠しで振り回してるみたいに哀しくなる。あと全く関係ないけど時期が時期なので見ながら一瞬「歴史に生まれた歴史の」的なやつが過ってしまい慌てて振り払いました。夫婦像が変わってしまう。初演からカットされているところも多々あって、レスポールJr.には「七光り三度笠」をなくすならそれに代わる何かをあげてほしかったなーと個人的には思います。終盤力有り余ってまっせとばかりにバキバキ踊ってるの観て笑ってしまったので、私の中でもJr.でもっと笑いたいという思いが有り余ったのでしょう。どの版のJr.も愉快に愛されてほしい。一方で三魔女には十分笑わせていただいた。強い人しかキャスティングされない、あそこは天下一武道会ですね。disc2, 3でもさぞ恐ろしいことでしょう。同じ役に複数の人がキャスティングされて次々に観られるというのは、ミュージカル等ではわりといつものことだったりするのでしょうけど、いい楽しみ方ですね。私は今のところコレしか観にこない予定ではありますがそう思います。