爆笑問題30周年記念単独ライブ『O2-T1』

めちゃくちゃいい席だった。収録用カメラと同じかそれよりちょっと舞台に近いくらいの目線。タイタンライブも映画館でしか観たことないのにいいのだろうかなんてちょっと恐縮してしまう。会場はどのフロアにも関係者からのお祝い花が溢れかえっていた。爆笑問題30年、平成とほぼ同期間。
全編コントライブでした。最後に漫才やるかなと思ってたけどそれもない。ていうのを、見ながら「どうやらそういうことらしい」と気づく。にしても脚本どうなっていたんだろうなあ。役の上でのやりとりの合間に元の太田と田中のやりとりが顔を出す余地が多分にあって、そのたび笑いつつ、そういう意味では没入しきらない。話はどこに向かってるんだろうというぼんやりした不安は、しかし唐突にして脈絡なく挿入された田中の「ボレロ」の舞によってちょっとどうでもよくなるのでした。なんだかわからないその圧倒的な不安感で我々を寧ろ安心させる、ウーチャカ恐ろしい子。やらせるヒカリも恐ろしい子。その後は不安も別によしということになりました。最後の一幕が爆チュー問題だったのですが、今更ながらコレが改めて爆笑問題屈指のストロングコンテンツであることを見せつけられる。まずもう田中の当たり役っぷりが半端ない。出てきて暫くひとりでずっと喋ってるんだけど、大人が、目の前で見て、本当にこういう人だとしか思えない。ネズミだけど。ちょっと動揺するくらい、今年のベストアクト出たかってくらいよかったです。あとぴかりが、出てきてからずっと裏声でふざけ続けるんだけど、最後のほうでふと普通の声に戻っているところが私はとても好きでした。一番好きだったかもしれない。カーテンコール、漫才なら直前までねじ込めたであろう最新時事の話題がある意味ローデータ的に聞けるのもなかなかよかったです。新潮社*1からお花が届いたのを、裏口から搬入したってよとかウーチャカが嬉々として言っていて私もニコニコしてしまう。思えばかつて玉の手術だってそのときは結構シリアスだったんですよ、なんて振り返っていて、そりゃそうだよな。早く諸々片付いて裏口もただの笑いになるといい。ところであのボレロは一応レッスンを受けたのだそうで、ウーチャカがレッスンしてくれた先生のこと「かわいそうな仕事ですよ」てさらっと言ってたのも可笑しかったです。会場出るとき太田社長を横目に見ながらO2-T1のタイトルを反芻した。

*1:出版部のほう。