ナカゴー『まだ出会っていないだけ』

ナカゴーが下北沢にやってきた。台風より早く。観終えて劇場を出たら土砂降りでした。駅の出口が遠い。開演前、客入れのスタッフさんがお手洗いのご案内するのに「まだ本編は始まっていませんので」てわざわざ言っていてつい笑ってしまった。
タイトルや、一部登場人物の名前や、扱っているモチーフに、ここ数回の公演で観てきたものとの関連を見る。ああ繋がっているのだなと思うとこれからがなお楽しみになります。今回あのような終わり方だったためもあって余計に。物語は続いてくんだと思う。それが語られない可能性も、或いはざっくり説明されて終わる可能性もナカゴーの場合まああるけど、何かこれからも観ることが楽しみになっている。上田遥素晴らしかったな。彼女の呼吸が、ナカゴーワールドの中に人間らしい弱さや焦りをふんだんに与えていた。爆笑しながら人間関係のドラマもひしひし味わった。例の映画の話のくだりに「ナカゴーとは」的な要素も感じて、ああだからここの人たちは生命力迸らせてるんだななんてことも考えました。決して絶望しない、けれどわかり合えないこともある、その先どこに行くんだろうナカゴー。生死を超えた先に答えはあるのか。ただこの先が楽しみ。