アンナチュラル

ネット中継で映った高校生の遺体がホンモノでも誰も動揺しない、そういう職業なんだなと改めて思わされる序盤。そして終盤、法医学者として死因を特定した後にミコトが話したことにもはっとした。あんなにも残酷だった奴らが世界が、自分が死んだ後にのみ悔い改め正しく振舞うかもしれないなんて、どうしてそんな可能性に命全額を賭けられたのだろう。大体もう関係ないし、死んでるし。そんな望みにこそ絶望しなければ。生きてる人には可能性がある。逃げることも隠れることも含めて、今より幸せになることも不幸になることも含めて。復讐できることも、なのだろうか。或いは許されたと思えることも。自分の命だけじゃ心がどうにもならないのだとしたら。中堂さんが金魚探しの手助けを求めてきた。どこに辿り着くのだろう。幸せでなるべく平和な解決であってほしい。