監獄のお姫さま

さらば刑務所、ありがとうおばさん達。おばさんの長き戦いが終わった。歳月と勇気とお節介を経て諸々くたびれている筈の彼女たちの顔は一様に清々しい。おばさんの美しさ、かわいさは神出鬼没だ。のぶりんが何故馬場カヨのこと好きになったんだろうってあの頃気になってたんだけど、何のことはない、かわいいおばさん好きの人でした。十分だ。「どんなにかわいい子もいつかおばさんになる、でもかわいいおばさんはもうおばさんにならない」、なんというパラドックス。かわいいおばさんはおばさんではないのだ。いやおばさんですよ。お前の類稀な目がかわいさを見出したおばさんですよ。おめでとう。第1話で馬場カヨが見た吾郎の涙目、最終話で吾郎が振り返って見た馬場カヨの「チビ社長覚えてます」発言、敵ながら奇妙な縁であり、人間ってそういうものかと感慨深い。「徐々に徐々に」だと軽やかに言った財テクいいやつだったし、語尾が「ヤンス」になってる女優キュートだったし、ガキ使の夢を見る姉御が一回寝て起きたら誰よりすっきりしてるのは人生の先輩感にあふれてた。例えばああいうのでしょ、かわいいおばさん。それはある種未来への希望(って言いきる)。満島ひかりの演じた役にはいつもそう思うのだが、若井先生の未来にも幸あれ。若えのの未来に幸あってよかった。ヨーグルト姫改めアスパラ社長の未来も始まってる。あのCMリメイクするくらい強心臓ならもう、豆びっしり敷いた上の布団でも眠れるし子を守れるじゃろうて。吾郎もまずはよく眠れるようになりますように。生きろ人間、つぐなわれろ罪。