劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season鳥』

夏休み一発目*1は新感線だ。Season花は行ってないので初の回り舞台、もとい周り舞台拝見です。開場すぐに着いて中に入るとグッズ売り場は人だかり、その先に勝地涼がいた。ハハーン夏休みのバイトだな。と適当なこと考えつつすぐ横の看板を見れば「先日、鳥ドクロの観劇に遅刻した勝地涼さん、罰ゲーム中!」との但し書き。特殊な構造ゆえ途中入場が面倒くさそうな劇場とはいえ、新感線のサディスティックな愛情極まってんな。あるいは罰ゲーム10回やったら主役やらしてもらえるとかかな。さて髑髏城、私がナマで見るのはアオドクロ以来です。
やあ楽しかったな!いろんな人のキレキレな姿見られてめちゃんこ楽しかったですよ。池田成志はどうなっちゃうんだ。とても池田成志だ。ヒズネームイズラブリー。違うけど。そのくらい皆のハートを掴んでました、己のハートを犠牲にしてまで。ラブリーでいうと森山未來も天井知らずで、「憎めない」という概念へのアプローチがエクセレント。あんな人いないよ。いたよ。てな具合。地球儀のくだり素晴らしいよな。ああいう何も喋らない動かないその身体、空気が面白いやつ痺れる。池田成志とアレコレやってるときの阿部サダヲにもそれは思いました。あのシーン一通りずっと楽しい。阿部サダヲと斬鎧剣の取り合わせも凄くいいなと思ってて。重めの太いやつ振り回すの、いいよ。流石バットが似合う男、とよくわからない理由をつけながら見ていた。軽やかな刀さばきもいいけど鈍器もいける主役。イヤ斬鎧剣は鈍器ではないが。物語に勢いがついてゆくほど、彼の台詞の鮮やかさが美しく収まる器になってゆくというか、物語に先行してるって言えるくらいいつも間違いなかった。早乙女太一この役ほんといいよねえ。女声の歌声背負ってのシーンとかもうアニメ裸足やで。2.5とかいう次元じゃない。2.5億は行ってると思う。泣いちゃいそうになるのはやっぱ兵庫のシーンで、福田転球ていう配役でこういう仕掛けになったのでしょうが、冴えなさとか人間関係とか諸々奏功してたんじゃないかな。少路勇介は声がいいとてもいい。声は清水葉月も凄くよかった。捨之介とのバランスも伝わってきたし。カーテンコールの最後の最後に捨之介と沙霧の二人が残って一礼したのがなんだかとってもよかったです。ああもう凄く長くなっちゃったじゃないか。梶原善だって松雪泰子だって無問題どころかお釣りがきたよ。粟根まことなんかもうお釣りなのかお年玉なのかってくらい頂戴したよ。新感線っていつもそうだっけか、歌やらドヤ感強めのとこやらでそのたび客席から拍手があったのですが、粟根まことには私も自然と大拍手が出ました。特別な思い入れなくてもアレは良い。あとからちょっと思ったのは、そこまでダンスダンスしてませんでしたね。まあそれも良しと思います。

*1:と言っても別に私の夏休みではありません、季節感の話。