ナカゴー特別劇場『紙風船文様』

前回のナカゴー特別劇場以来、2度目のあさくさ劇亭。駅からの道は薄曇りで暑くなく助かった。中に入って靴脱いで顔上げたら、幕のない舞台上に堂々とそびえ立つアレ。
そう洋式便器。岸田國士の「紙風船」はナイロン100℃版を観たことあったはずだけど、便器は出てきただろうか。考えるまでもない。そんなことはどうでもよく面白かったんだよ。川上友里の妻も古関昇悟の夫も、狂ってるけど憎めない。寧ろ愛してしまうくらいです。多分1つネジが外れてるからくるくる回っちゃうだけで明るく誠実な人よ二人とも。仲も良い。なんだかんだで良い。だから日常で私が周りの夫婦に「なんだかんだ言って仲良しですね」ということ多々あるけど、どの夫婦もこれくらい魂の殴り合いと聞く耳持たなさ抱えてそう見えるんだってこと推して知らねばならないと、この作品は教えてくれた。ぐっと来ますね。家に帰ってから面白かったなってまた思い返してて、ふと我に返って客観的な視点を取り戻したら「おい勝手にやっとれだな」て気持ちになったのでさらにもう一回面白かったです。犬も食わない。夫婦そのもの。