『陥没』

2月の観劇は大きいハコで公演終盤のものが続く。今日はシアターコクーンです。遡って午前中にはよこはま動物園ズーラシアでドール*1とかチーター*2とかライオン*3とかオカピ*4とか見てきた。2日前に行きたくなったやつの自己回収です。めくるめく動物大興奮を経ての、めくるめく人間大興奮へ。めくるめきのオーバードーズや。
あーほんで可愛いほうのやつや。苦くて甘いやつや。ケラリーノ・サンドロヴィッチのそういうののやつや。てなくらいに、ここのところ外部での作品で間口広く皆に伝わりやすく、皆の心を温め、それでいてカッコよさを失わないものを次々繰り出してるの、正直凄くカッコイイと思ってる。ケラリーノ・サンドロヴィッチ。呼んでみるほどに。ベタやコテコテと言っていいモチーフをドリャドリャ織り込みながら野暮に落ちない。言葉の使い方で伝わってくること沢山あって、人物像が、伏線でないところまで届いてくる。それをこっちで口に出して言うのも野暮だろかなんて躊躇してしまう。兄弟が似てるよなあとか、清晴のものの見方とか、船橋さんの人柄とか、窓子さんのヤバさとか。まるで取り立てて言うまでもないみたいにハガキみたいに心に次々差し込まれてくる。コンビネーションで見えるものもあったし、独壇場もあった。そう、3時間半もの舞台だからそりゃ時間かけてるんだけど思い返せば登場人物一人ひとりがあの大きなステージを支配する時間があったよな。凄い座組だ。初めて観る井上芳雄は本当に見事でまた観たくなった*5小池栄子とのやりとりは二人とも華があって気持ちいい。瀬戸康史もどんどんまた観たい。最後の一言までこちらに感情の波を作ってくれた。生瀬勝久のあの人は凄いね。あまりにあまりのその果てに感情がでんぐり返るよね。あの感じは生の舞台ならではだと思う。

*1:そもそも前行ってドールが居たの覚えてたから逆方向でもズーラシアにしたのだ。最初に見たやつが頭頂部ちょっとフサフサしててワアー本物もー、て喜んだけどたまたまだと思う。

*2:ゴロンと転がってたのが起き上がってノソノソ歩いてくるだけの様を見ながら、走り出して3秒で時速100km超えるっていう初速の話思い出してブルッときたのが今日のハイライトその2。

*3:早めに行ったので最初どこも動物とマンツーマンくらいに空いてたんだけどここは流石に早くから人が集まってた。私は人気者が人気を集めてる姿を見るのが好きです。あとやっぱ可愛げあるのだ彼ら。

*4:ここは特に何も考えず行ったんだけど所謂もぐもぐタイムとか関係なしに柵際の葉っぱ食う様を堂々見せつけてきたり、木の陰から目線くだすったりして相当アイドルだった。枠外からなだれ込んできたハイライトその1がここです。名前確かめたもの。

*5:そういえば折り込みチラシの束で途中めくってもめくっても井上芳雄の公演というゾーンがあり「どうなってんだ!」て思った。鉄人なのか。