劇団東京乾電池 ET×2『ゴドーを待ちながら』

2017年の一発目はゴド待ち。マイファーストオリジナルゴドーです。スズナリ前にはびっしりと行列ができ、通路もぴしぴしと埋めるほどの満員でしたが、運よくいい具合の席に飛び込めた。休憩には柄本明がひょこっと現れて、チケット余ってるからと次の公演の宣伝していった。
出演者のうちポッツォ役のベンガルが体調不良のため降板。代役・川崎勇人は2日で台詞入れたそうです。やー良かったですよ笑ってしまった。ポッツォとラッキー来てから楽しさ加速したもの。序盤暫くこの作品の語り口に身体を合わせてく時間があって、何せ初めて見るもんですから情報をぐんぐん吸い込もうとして、どっからか「あっどうでもいい」てなってからはずっと、バカみたいな時間をバカみたいに楽しんだ。ガニ股で走り回って大声出してがさつな時間。バカボンみたいな気分になれた。急に急速にジワジワッと可笑しさがこみ上げて気づいたら笑ってしまっている。息をドハッて吐いてしまっている。なんというか他のいろんなものと違った可笑しさの仕組みを感じました。柄本兄弟がまた、演りながら時々笑っちゃってるのである。笑いがこみ上げるのは客だけじゃないのだった。だから本当にそういう空気があるのですよあの場に。この笑っちゃう柄本たちが一層の魅力を放っていた。特に兄がよく笑い我慢できずにいて、笑っちゃう柄本佑は実にハンサムでした。時生はあのぽかんと放るような喋り方がここでも効いていた。私はそう思慮深くないので、見ながら基本的にずっとバカバカしさを喜んで見て、時折細切れに何かへの置き換えを感じたりするぐらい。それも面白かった。待つことを続けるにあたってのいろんな感覚もハハアーそうかーなんつって面白かったです。不思議なもんで見た後なんだか元気出た。