真田丸

女狐なんざ生ぬるい、徳川の女ゴジラと呼んで余りある阿茶局見参。その圧倒的破壊力たるやきりさんの回転レシーブでも防げない。豊臣にあの駒は無い。つうか兵力の差より何より参謀方面が禿げそうに薄いよ。信繁だって経験値から言えばまだそこそこの筈で、せめて、せめてもう一人まともに策を詰める相談できる奴が居てほしい。信繁の好き嫌い露骨に出しちゃうとこ結構好きで、女性を派遣しようってなったとき大蔵卿局の立候補を二度にわたって無視したのも超楽しかった。兄上方面ではおこうさんの、兄上がなぐさめ要員持つことへの耐性のなさが可愛かったです。一方で稲様もめっちゃ怒ってて、一般的な「私というものがありながら」がここん家では「私たちというものがありながら」で自然に成立してんのが改めて凄い。ラスト、望みを捨てない者たちが集まって真田幸村に呼びかけるあのシーン、力強く勇気に溢れていたけれど、なんだかとても悲しくなった。『SLAM DUNK』の三井寿よろしく諦めない男であるところの信繁が、『笑の大学』の椿の如く無理な要求に応えてきたあの信繁が、「策はない」と口にした意味は重い。大坂城の堀が埋められてなくなる、その迫力も重い。そこからの明日。ちょっと吐きそうよ。彼はあんなにも求められている。望みを捨てないこと。残酷でもあり、幸せでもあることだ。

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