オケ老人!

新百合ヶ丘イオンシネマ細川徹監督&ラバーガール飛永のトークショー付きの回を鑑賞。噂通りで普段よりもなんぼか年齢層高めな客席に「おお」と思いながら着席した。辿り着く先はある程度約束されているとも言えるタイプのお話ではあるけど、期待通り繰り出される老人ユーモアによく笑い、そしてオーケストラの音楽とじじいばばあの顏とだけで気づいたらうっすら涙出ているみたいな瞬間が何度かあった。なんかちょっとあんまり自覚的な理由がないですよね。素材の味の出力が凄くていきなり吹っ飛ばされるみたいな。クラシックのいい曲の威力ってやっぱ凄まじいし、老人が本気出して可能性叩きつけてくる姿も威力ある。オケと老人の強さを大事に作られてる感じがしました。杏の真っ直ぐさも映画のカラーを決めてるんだろうなあ。トークショーは映画観た後に用意されていて、冒頭から「僕がどこに出てたか覚えてないと思いますけど」「覚えててくれないと困るよ!たかだか60分くらい前だよ」みたいなやりとり*1で笑わせてくれました。撮影時の苦労話とか飛永のフランス語特訓とか*2、本当は最後の演奏会のシーンに飛永の役もまた出てくる予定だったけど芸人の稼ぎ時こと学祭シーズンと重なってしまいスケジュールが押さえられなかったなんて話もしてくれた*3。凄く楽しくてあっという間でしたが、最後にプレス用パンフにお二人がサインしたものを何人かにプレゼントしましょうってことになり、偶然にも席番で当てられて呼ばれて手渡されて心中大動揺でした。何だったんだアレは。イヤ折角貰っといて何だったんだってことはないだろう私よ。有難うございます嬉しいです甘酒以来ですね*4。最初のやつしか言ってないです。そうそう質問コーナーでお気に入りの登場人物を聞かれた監督が、「みんな良いけど」て3回くらいくり返しながら考えたあとで「光石研さんの役もいいんだよね」て言っていて、観た直後ってこともあってなんかとても嬉しかった。某シーンのアレ、気持ちを凄く色々想像しちゃうんだよなあ。あそこ凄く好きなシーンです。
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*1:このあと、だって客層が高齢だから…って展開して、失礼だよ!てオトしてた。実際私の隣の老夫婦は、二人が登壇する前のアナウンスで通訳役って聞いて、スクリーンに映し出されてる坂口健太郎指差しながら「あの子?」て言っていた。彼も通訳シーンがあるので仕方ないけれども。

*2:最初のリハか何かのときあまりに下手で、飛永的にはそれ見て杏が怒ってたくらいの印象だったらしく、そこから個人的に先生雇って練習したとのこと。最終的には「飛永さんが一番凄かった」って言ってたよって細川監督が教えてました。飛永自身も最後に声かけられて握手までしてもらってすっかりファンになりました、とのこと。

*3:下町ロケット』でも今野浩喜が似たようなこと言ってたなあと思い出した。

*4:大人計画フェスティバルの。