真田丸

真田昌幸、最後の最後まで真田昌幸だった。折った木の枝を拳の隙間に挟む天然メリケンサックとか、幼い孫に教えるいじめっ子への反撃方法がエグい。卑怯をこんなにも堂々と説いて明るい人。少ない手勢で戦う術を無限に知っている人。この人が何度も物語をひっくり返して、その度に心が躍った。天才とどんでん返しを掛け合わせて擬人化したらこんな人になるのかな。側にいたら相当大変だけどときめきが止まらんだろうな。『真田丸』における最強のアイドルは安房守でFA。最後に残した言葉があまりにも輝いていて絶対に忘れたくないと思った。そしてあの最期を見て、信繁が逝くときに見るものは何なのだろうという気持ちにもなったよ。今からそんなこと考えなくていい。しかし今日はおもしろシーンも盛り沢山で、いつの間にかキュンキュンしている佐助とか、2体目もとい2代目服部半蔵とか、病んで障子を突く春ちゃんとか、自分の小刀でうっかり指怪我して引退決意する本多忠勝殿とか。本多殿も今日でお別れでしたが、この人もまた最後までこの人らしかった。最初「なんじゃこいつ」と思って、勿論今でも思うけど、まっすぐで心のきれいな人だったな。家康もこの人の清さはそのままにさせてくれたというようなところがあったんじゃないかなと思う。伊賀越えの仲良し加減など思い出しつつ。もう一人の本多、本多正信殿が九度山の件、今日はやや真田寄りでいたのが表情に出ていてチャーミングだった。アレ見るにますます、蟄居を解かない家康の昌幸に対する感情も伝わってまいりました。今やおっさんだらけのこの物語に久々舞い降りた一等星・秀頼様のストレートな眩しさ凄いなと慄きつつ*1、次は何が起こるやら。予告で真田の兄弟が顔を合わせてコミカルに喋っていたようでそれだけでもだいぶテンション上がりまさあね。

*1:してみると秀忠君の眩しくなさは物凄く正しいな。