Shinkansen☆RX『Vamp Bamboo Burn ~ヴァン!バン!バーン!~』

東京公演はまだ始まったばかり。混雑するロビーでは外国語も聞こえてきてああ海外からいらしてるのかなーと想像する。新感線もACTシアターも去年の「大人の新感線」以来なので1年ぶり、生田斗真のステージ観るのは『スサノオ』ぶりですかね。あのくるくる回っていた少年がこんな立派な青年に。
そんな青年の鮮やかな成長を気持ちよく拝見しました。タイトルバックんとこめちゃくちゃ格好よかった。完成度高い。絵画かよ。猛烈にバカみたいなことやった後で急に造形を整えられる超人だった。造形のこというなら小池栄子も超いい。あの白いほうの衣装で生き生き跳躍する様とか最後まで痛快。小池栄子の大暴れ楽しくない訳がない。新感線初登場の中村倫也も実に惜しみなく振舞っていて、様々な面を見られる贅沢さもありましたし、その面と面との狭間みたいな割り切れない生き物を生きている、それを見るのがまた凄く贅沢でした。モンスター飼ってるなあと思う。一度、眼光が1階席後方の私の額を貫く勢いで、精神的にのけぞりました。そして徳永ゆうきの歌唱にものけぞりました。徳永ゆうき、芝居んとこもとてもとても良い。見た目もとてもよくできてる。個人的にはあの人のスピンオフ見たいくらいです、あの役で彼を見ていたい。篠井英介のことは途中もう普通にかわいいおばちゃまと思えてて、声や喋り方聞きながらしみじみかわいいなと思っておりました。神山智洋も元気に踊ってるしかわいい。さて物語はというと車輪が1個バカになってるだろってくらい常にまっすぐ進まんとふざけてアホやってて、宮藤官九郎のクレイジーと劇団☆新感線のタフネスの掛け合わせで為せる業なのだろうと思います。客は順次呆れていくと思うしつき合いきれないと言われてもおかしくない。どうかというほどくだらないことのうちの幾つかがしかし鍵になっている。そうして辿り着く感情が人智を超えているというのも新感線の世界観だよなあと思うのでした。しかしまー辿り着くまで、そろそろシリアスに軌道修正してこうか、とか無いですね。車輪使わないで唐突な横からの蹴りとかで車の方向変えてると思う。それでいうと高田聖子がバコバコ蹴りくらわして一人で笑いとシリアスと何度も景色変えてくの、堪らんかったです。粟根まことのお手本みたいなベタも美しいし橋本じゅんはソーキュート、インディ高橋ソーナイス。以下略、こんな風に書くの疲れてきても一人ひとりを褒めるのが終わらないのは主役からそうでない役まで皆さんいいとこ見せてくれてるからに違いない。あのトゥーマッチの中で出ずっぱりの人もいないし食い足りない人もいない構成どう考えたのやら。歌詞のくだらなさのことはもういいか。最初のほうので「忙しかった」てとこが地味にだいぶ面白かったです。カーテンコールでセンターの方々が若々しさ溢れつつちょっとだけ頼もしくもあるの、未来の匂いがしていいですね。