『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』

今月のシアターコクーンはこちら。着く前食事した店でテーブルに物凄く独特な動きの虫*1を見つけて、食後10分ぐらいずっと見た。本編とはなんの関係もありません。
一方で今日のニュースで耳にしたのと全く同じ単語が芝居にも出てきて、今日の今日かよと思う。でもコレが一昨日だろうと2週間前だろうとシンクロ感じるだろう。いまを覆うこの空気吸ってれば。に、重ねて音楽をああいう風にしてきたということでまた味が深くなる。終わりの演出もアレとかっぽいし。遠さと近さガクガクくる。終わったときのぽっかりと遠ざかる寂しさが何やら無性であった。それまであんなに笑っていたのに。本当に笑う。贅沢なまでに笑いました。皆川猿時は破竹にして暴発の勢い。岩井秀人も特に2幕でのトバし方イカレてる。私途中何度か指差してギャハハつって笑ってしまったほどです岩井秀人阿部サダヲの永野はもう抜群に主人公だった。主人公としてのまともな神経から来る動揺やツッコミやその他様々な感情が鮮やかに発されていた。こうして年相応のテンションの人物、しがない中年ライターを演ってなお、というか年相応だからこそなのか、阿部サダヲの鮮やかさ色褪せなさ光っていました。あと笑いとシリアスの切り替えをノーモーションでいく様はプロスポーツ級。痺れる。あとあとダンス超見ちゃう。岡田将生顔田顔彦もよかったな。寺島しのぶがアレしたりアレしたりするのも凄く楽しい。吹越満のアレが様になるその様に大拍手。エロさグロさが確かに息づく世界を描きながら、エグみを巧みに処理して*2コクーンの客を気持ちよく引き込んでいるのが、松尾スズキ格好いい。想像力を逞しくすることでいくらでも吐ける。BLと銘打たれた公演だけれど、それも今更何ぞというか、今そういう言葉があったからたまたま置かれたに過ぎないように思います。大人計画としては。ただ岡田将生阿部サダヲ、多分その筋の人はそれこそここからいくらでも想像力を逞しくできるのだろうと思うとちょっと面白い。笑うという意味です。あーわくわくした。

*1:あまり躊躇せず潰せそうな小ささなのに動きのせいですげー怖かった。

*2:時には巧みに残して。