『あぶない刑事にヨロシク』

もう明日で千秋楽というところでようやく観にいく。通路も補助席びっしりでした。大人計画本公演やってそうなこの時期の細川徹公演。会場内で「大人計画観るの初めて」みたいな声を耳にして、観たことあっても今日のはまた違うから大丈夫ですよと、いわば「関係ないね!」と、脳内で語りかける。
細川徹が尽くす暴虐の限りを皆川猿時が受け続けておんおんと吠える楽しい作品。出ずっぱりでずっと嫌がったり叩かれたりカレーを食べたがったりしている。笑いしかない。笑いと汗しかない。笑いは私たちのもの、汗は彼のものです。近藤公園が眉も声も太いハードな刑事を演じているのですが、彼の汗がために何度も笑顔を見せてくれたのがまたよかったと思います。近藤公園は日曜劇場で図らずも得てしまった新しい個性をこの作品で使いたおしていた。そんなものを見た日には数日踊って暮らせるというものです*1荒川良々のバグり方は我々をときめかせる狂気に満ちていたし村杉蝉之介のキモ哀しさがトイレや客引きの件を一層イタ楽しくしてくれた。池津祥子もうひどい、いちばんひどい役*2人力舎から参加の早出明弘もいい活躍でした。声もいいよね。客席全員で参加するあのシーン、今日はフライングする人がひとりいたんだけど*3そのあしらいもよかった。もう一度皆川猿時の話に戻すけどもう人間じゃないかもしれない。ピクサーの人とかに見せてあげたら吃驚すると思うんだけどどうかな。

*1:精神面の話です。

*2:褒めてます。

*3:でもああなっちゃう人ちょくちょく居るんじゃないかなと思っている。