ゆとりですがなにか

じわりと低体温で立ち上がる初回、見終えてキャラクタや台詞のおもしろさを叫ぶよりも先に自分の内面や記憶に照らしながら物語の中の出来事自体を反芻してる。「そういうとこだぞ」の繰り返し、肌感覚では知ってるのにいざ考え出すとゆとりの正体が見えないというか、彼らだけのものだろうかって気持ちにもなります。けどそんな風に中途半端にいいように考えるから最後の掌返しみたいな気分を味わうのかも。断絶のインパクトとともに終わって、この先にどんな答えが用意されてるんだろうと考える。まだ用意されてないのかも。人身事故で電車止まって人ごった返す駅、テレビの外の現実と地続きの世界。上司にも職場のバイトにも後輩にも奇想天外な強烈おもしろ人間はいない、地味でちょっと閉塞した日常社会だ。言ったらここではゆとりが奇想天外なんだろうけど、それが主人公たち自身でもあるもんな。自分のゆとりと他人のゆとり。

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