真田丸

西村雅彦といい大泉洋といい三谷幸喜のこの仕打ち*1。役者としては物凄くおいしいことだとわかってなお胸が痛むんだぜ。痛むのは役者がそのうまみを余さず出しきってるからだってこともわかるぜ。それでも痛えしその痛えの見終わったあとなかなか覚めない。つまり楽しんでるということでしょう。主役・信繁をひとのみにせんばかり*2の信幸という人物像。でそのことは既に毎週言ってる私だが、それ故に隣で小賢しくも見えてしまう信繁、の、小賢しさの輪郭を今日改めて濃くした上で、彼がそのことで自分を嫌いになる、そんな一面を知ってそれも心痛む。堺雅人がほんとうは大人だから、若き信繁がそんなにも悟れてしまう顔をできるのか。つらいね信繁。兄と弟が違う回路でもって同じ壁にぶつかってるのの、両方の気持ちわかる気がしてしまうから不思議だ。西村雅彦の室賀正武、最後まで実に愛すべき人物だった。どんなにどんなでも西村雅彦の演じるものは愛すべき人でいられると三谷幸喜はずっと私に教えてくれる。今日はあとおこうさんの渾身ダンスと母上のプンスカ巻きにファインプレー賞を贈りたいです。

*1:仕打ちと言えば長澤まさみもコテンパン。負けないでおきり。

*2:その食いかねなさには初回から実にわくわくしている。二人が火花散るほどに全力で良い芝居ぶつけてくるの見るのは贅沢なことですよ。