今年の一発目はロロです。初めて観にいく。高校演劇の大会ルールに基づいてるとか、このシリーズではずっと同じ役者が同じ人物を演じていくとか、仕掛けだけでも「へえ」てなる。舞台のセッティングから始まって暫くのうちは実際の高校生がやったらどんなかなとか少し頭の隅にあった。
けどだんだんお話の中の登場人物たちを見るのに夢中になって他のことはなくなっていった。何がよかったのか具体的にどうこうあまり考えてないでただいいなと思っちゃったんだけど、とにかくあたたかい気持ちになった。夜の校舎にやってくる将門と朝と楽の3人がとてもいい子だった。ちょっとずつ見覚えがあるような子たちで、あーこんな感じだったよなあって思わせながら、どこかその子だけの性質もあって、他にいないその子でもあった*1。要は可愛かったということでしょう。夜の校舎に居た2人も可愛い奴らだった。(逆)おとめのやってることを改めて具体的にイメージしてみたら、ちょっとゾワゾワくる感じ、ある。相当楽しいと思う。やらないけれども。あの子たちがこの教室に、ここの2年生に、その時間に、注ぐまなざしは甘いし切ない。見ている楽しさってあるな。聴いている、でもいいし今日の話は寧ろ聴くほうだったんだけど、何でしょうね、目のほうがビーム出てる感じがあるじゃない。なんの話だ。そんなまなざしの2人と仲良くなれる3人でよかった。ラジオの話とか、劇中で固有名詞が幾つも出てきてソレも単純に楽しい*2。『GO』の窪塚洋介の台詞、まあまあ長くやったけどやはり力あるなーとかそんなことも思って聞いていた。笑いながらやがてちょっと聞いちゃったもんね*3。それにしても今回名前だけで姿を見せなかった楠という子、あの2人のこと考えるに色々と握ってるところがあり、気になってチラシの人物紹介見たけど、いない! 今回出てないほかの人物も書いてあるのに*4楠まだいない。謎めくばかりだ! 「いつ高」シリーズ、続きはまた来年とかだそうなので暫く知ることができない。覚えておけるかな。